コラム

液タブならCintiq 16をオススメする5つの理由

こんにちは、マンガ家の友吉(@tomokity)です。

今回の記事では、僕が現在愛用している液晶タブレット「Wacom Cintiq 16」についてご紹介します。

今ではマンガもイラストもデジタルで描くことがずいぶん一般的になりました。
液タブも色んな企業が販売し始め、昔と比べて選択肢が大きく増えました。
新規に液タブを買いたい、あるいは、液タブを買い替えたい時に、一体どの液タブを買えばいいのか悩む場面も増えてきたと思います。

そこで、僕なら僕自身も愛用している「Wacom Cintiq 16」をオススメします!

僕がこれまで使ってきた液タブ

「Cintiq 16」に至るまで、僕は数々の液タブを使用してきました。

そもそも最初は液タブではなく、板タブ(Wacom Intuos)を使って絵を描いていました。
それから2006年頃、初めて液タブ「Cintiq 21UX」に買い替えたときは、あまりの描きやすさに心から感動しました。

その後、「Cintiq 24HD」、「Mobile Studio Pro 16」、「Cintiq pro 16」と買い替えてきて、現在の「Cintiq 16」に至ります。

Cintiq 16をオススメする理由

それでは、僕が「Cintiq 16」をオススメする理由を解説していきます。

1:国産メーカーのWacomが安心できるから

Wacomは36年の歴史がある国産メーカーです。
最近液タブを出し始めた海外メーカーより実績がある分、安心できます。

僕はこれまでに何度か修理などでWacomのサポートに問い合わせたことがありますが、サポートの対応もきっちりしている印象でした。

近年はいくつか問題点も指摘されることがあるWacomですが、やはり他の海外メーカーと比較すると安心感はあると思います。

2:コストパフォーマンスが良いから

「Cintiq 16」のAmazonでの価格は約66,000円です。(2019年9月現在)

一方、4Kの上位機種である「Cintiq Pro」シリーズは、16インチが約155,000円、24インチが約220,000円、32インチが340,000円です。(2019年9現在)

「Cintiq 16」は「Cintiq Pro」シリーズよりかなり安いことがわかります。
もちろん性能が違うので値段も違うのは当然なのですが、「Cintiq Pro」シリーズも使用してきた僕の感想で言えば、マンガを描く分には「Cintiq 16」の性能で十分だというのが僕の結論です。

値段だけで見れば、「Cintiq 16」よりも安い液タブは海外メーカーからたくさん出ています。
しかし、それらの格安液タブに少し金額を上乗せするだけで国産メーカーWacomの安定感を手に入れられるのなら、「Cintiq 16」はとてもコスパの良い液タブだと思います。

3:大きすぎず、小さすぎない16インチ

僕は長い間24インチの液タブを使っていました。
その後、16インチの液タブに乗り換えたときに感じた感想が「16インチで十分だ!」というものでした。
その時初めて、僕は24インチの広さを持て余していたことに気づいたんです。

13インチの液タブを試したこともありますが、13インチでは正直「小さい」と感じました。

マンガやイラストを描く上では、16インチが大きすぎず小さすぎないちょうど良いサイズだというのが僕の個人的な感想です。

4:パソコンとの接続が安定しているから

これは僕が使用していたパソコンとの相性の問題もあるのかもしれませんが、僕がこれまで使っていた4Kの液タブ(Cintiq Pro 16など)はパソコンとの接続が不安定なことが多かったです。

「Cintiq 16」に変えてからは、一切そのような接続の不安定さは感じていません。とても安定しています。

5:最新機種だから

そもそも「Cintiq 16」2019年に発売したばかりの最新機種です。

買うなら新しい物の方が良い、という僕の単純な考えです。

Cintiq 16の注意点

そんな「Cintiq 16」にもいくつかの注意点があります。
購入を検討される場合の参考にしていただければと思います。

色域が狭い問題

「Cintiq 16」の色域はNTSCカバー率 72%ということで、RGBカバー率 85%の「Cintiq Pro 16」と比べると色の表現力で劣ります。

個人的には色にそこまでこだわりがないので大きな問題はありません。

が、色域が気になる人は、色域の広いサブモニタを買って、そのサブモニタで色合いをチェックするようにすることでこの問題は解決できると思います。

そもそも液タブでマンガやイラストを描くときは、サブモニタがあるととても便利です。
サブモニタがない方は、この機会に買ってみるのも良いと思います。

保護フィルムが貼ってない

初期状態では液晶保護フィルムが貼ってありません。

長くきれいに液タブを使うためには、液晶保護フィルムを貼ることをオススメします。

僕も使っているオススメの保護フィルムはこちら。ペーパーライクな書き味の上に、ペン先の摩耗が少ない優れものです。

エレコム ワコム ペンタブレット Cintiq Pro 16 フィルム ペーパーライク ペン先の消耗を抑えるケント紙タイプ TB-WCP16FLAPLL
エレコム

スタンドも別売り

同様に、初期状態では液タブのスタンドが付いていません。専用スタンドは別売りです。

液タブを使う上で、やはりスタンドがないと書きづらいです。
描きやすい角度で固定さえできれば専用スタンドである必要はありませんが、個人的には専用スタンドをオススメします。

まとめ

というわけで、今回は僕が現在愛用している液タブ「Wacom Cintiq 16」を紹介しました。

あくまで個人の感想ですが、オススメする理由を改めてまとめると、以下の5つになります。

1:国産メーカーのWacomが安心できるから
2:コストパフォーマンスが良いから
3:大きすぎず、小さすぎない16インチ
4:パソコンとの接続が安定しているから
5:最新機種だから

どの液タブを買おうか迷ったら、この記事を参考にして、是非Cintiq 16も選択肢に入れてみて下さい!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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